🌿 母の手から、わたしの食卓へ。夏を迎える「ウリの塩漬け」
八月の暑さが本格的になる頃、わが家の食卓には「ウリの塩漬け」が並ぶのが、昔からのならわしです。
シャキッとした歯ごたえと、ひんやりとした塩気。口に含むたび、母の優しい手のぬくもりを思い出します。
このお漬物、実はとても簡単。けれど、シンプルだからこそ、素材選びがとても大切なんです。
🥒 ウリを選ぶなら、やっぱり直売所へ
スーパーでもウリは見かけますが、私がよく買うのは、地元の直売所。
朝採れのウリは皮にハリがあって、持つとずっしり。切ったときの瑞々しさが違います。
選ぶときのポイントは、
- 色が均一でみずみずしいもの
- 表面に傷が少なく、艶があるもの
- 手に取ったとき、しっかりと重みがあるもの
こういうウリは、漬物にするとほんとうにおいしいんですよ。
🧂 材料はたったふたつ。ウリと塩だけ
材料(作りやすい分量)
- ウリ:1本
- 塩:適量(お好みで加減してOK)
🍴 作り方

- ウリはよく洗い、両端を切り落とします。
- 縦に切って、中の種の部分をスプーンなどで取り除きます。
- 種を取ったウリは、1cmほどの厚さに切りそろえます。
- タッパーにウリを入れ、全体にまんべんなく塩をふります。
- 蓋をして、何度かやさしく振ります(塩が全体にいきわたるように)。
- 冷蔵庫で一晩寝かせれば、できあがり。
次の日の朝、タッパーを開けたときの、あの香り。少し水が出て、しんなりとしたウリ。
冷たいまま器に盛れば、立派な夏のお漬物に。
🌞 夏の塩分補給にぴったり
ウリは90%以上が水分ですが、体にやさしいミネラルや食物繊維も含まれていて、夏バテしやすいこの季節にはうれしい存在。
特にこの塩漬けは、程よい塩気で、食欲がないときでもスッと食べられます。
お味噌汁と炊きたての白いご飯、そしてこのウリの塩漬け。
なんてことのない朝ごはんが、しみじみおいしいんです。
👵 母の味は、やさしい塩加減
私がこのレシピを教わったのは、もうずいぶん前。母が庭で採れたウリを台所で切りながら、「塩加減は、好きなようにしていいのよ」と笑って言ったのを、今でもよく覚えています。
たくさん作ったときは、ジップ袋で漬けてもOK。
お好みでショウガを少し加えたりしても風味が変わって楽しめます。
📝 最後にひとこと
毎年、夏が来ると作りたくなるこの「ウリの塩漬け」。
手間もかからず、体にもやさしくて、そしてどこか懐かしい味。
母から私へ、そしていつか、子どもにも伝えていけたら――そんなふうに思う、夏の台所のひとときです。
お読みいただいてありがとうございます。

